「もうちょっと、『人に解るように』説明してくれないかなあ・・・」 こんなふうに言われた経験はありませんか? ご自身の日常業務にかかわる資料を題材にして、実践演習を行う対面講座です。
解りにくい説明を「わかる説明」「相手の理解に届く説明」へ|研究開発人材のための読解力向上・説明力開発 実践講座
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日時 2022年3月10日 10:00(木)~ 2022年3月17日 17:10(木)(8日間)
申込期日 2022年3月17日(木)17:10
場所 かながわサイエンスパーク内講義室
川崎市高津区坂戸3-2-1
登録 事前登録が必要です 申し込む(外部サイト)
参加費 40,000円
主催(地独)神奈川県立産業技術総合研究所
詳細
 カリキュラム編成者からのメッセージ

 「もう少し、『人に解るように』説明してくれないかなぁ・・・」
 上司や取引先、共同事業の相手から、こんなふうに言われた経験はありませんか?

 「説明」とは、解りやすさを追求すればするほど、なぜかどんどん「難しく」なってしまう性質を備えてもいるようです。では「説明」とは、優しく、解りやすく、のみを心がければよいものなのでしょうか?

 この講座では、解りにくい説明を「わかる説明」、「相手の理解に届く説明」へと近づけるために、「主張の展開」、「因果関係の明確化」、「分析から統合までの情報整理」、「合理的推論」の力をつけることを目指します。

 この4つの力は、さまざまなやりとりの中で文脈をきちんととらえた上で、「問題解決能力」「目的・状況に応じた論理展開と適切な表現」、そして「コミュニケーションを前に進める能力」へと通じていくものです。ここには「相手の話を聞く、聞いて理解する=読解力」の確かさも関わってきます。

 マネジメントに携わるようになると、コミュニケーションを前に進められることがすなわち課題の解決に向けて物事を進めていくこととほぼ同じ意味を持つようになります。

 (わからない相手が悪い!)と心の中でシャッターを下げてしまう前に、「なぜ自分のこの説明では、他の人に解ってもらえないのか?」「自分では充分考えたあげく、納得できるこの説明が、なぜ他の人には通じにくいのか?」改めて考え、その説明のクセを少し直してみませんか?

 専門用語や数値データ、統計的資料や図表を「盛る」ことからいったん離れ、平易な「普通のことば」による説明について、いっしょに考えてみましょう。そして、普通のことばでつづられる説明が、どれくらい「解ってもらえる」ものになるか、実感してみて下さい。プロジェクトの経過報告、論文執筆、会議でのプレゼン・・・研究開発人材に必要な「表現」に通じる基本とは何か。演習では、ご自身の日常業務に直接関わる資料も題材にしますので、その点でもまさに「実践的な」内容になるはずです。

 内容

┌┬─────────────────────<実践演習付>─
├●┐ 研究開発人材のための読解力向上・説明力開発コース
│└◎┐ ~問いを読み解き、考えを論理的に組み立て、表現する~
│ └●┐ 2022年3月10日(木)・17日(木) 10:00~17:10
└──┴┴──────────────────────────
(当初2月の予定日から変更になりました)

開 場●かながわサイエンスパーク内講義室(川崎市高津区坂戸3-2-1)
    アクセスはこちら: https://www.ksp.or.jp/access/

カリキュラム編成者
   ●松山繁博 氏(株式会社自己成長支援ラボ 所長)

定 員●20名 ※先着順にて承ります。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ◎ カ リ キ ュ ラ ム ◎ _/_/_/_/_/_/_/_/_/


┏● 3月10日(木)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃10:00~    はじめに
┃10:05~10:20 研究開発人材からマネジメント人材へ
┃10:20~11:20 主張を展開する力
┃11:20~12:20 因果関係を明らかにするプロセス
┃13:20~14:20 分析から統合へ~情報を整理する力をつける
┃14:30~15:30 合理的な推論とその効果
┃15:40~17:10 <総合演習1>学んだことを整理し、論理的に相手に伝える

┣●3月17日(木)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┃10:00~10:40 <総合演習2>課題の添削
┃10:50~12:00 問題を解決する力のつけ方
┃13:00~13:40 目的に応じた説明① 説明の構成を変える
┃13:40~14:10 目的に応じた説明② 表現の仕方を変える
┃14:10~14:50 コミュニケーションを進める力をつける
┃15:00~16:30 <総合演習3>学んだことを整理し、 論理的に相手に伝える
┃16:40~17:10 これからの能力開発課題

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<演習について>
・個人で行うもの、他の受講者の方とペアを組んで実施するものがあります。
・受講者の方々が実際に上司の方などに説明を行った、もしくは今後説明を
 する予定の資料を題材として準備していただきます。
・情報開示不可能の部分は、それぞれ削除や変更をして持参してください。
・この資料の内容は、初日の研修実施前のもので、簡単すぎずある程度説明が
 難しいものを選んでください。
・A4サイズの用紙に最大3ページまでとします。
・講座日程2日目の講義時、ペアを組んだ相手の方と、それぞれの資料について、
 お互いに添削・フィードバックを行います。
・学習効果を高め、能力向上に結び付く機会となるよう、簡単すぎず、
 ある程度難しい説明が必要な資料が望ましいでしょう。

◎ 主な対象者 ◎

企業、研究機関にご所属で、

・ 企業の開発現場や研究部門にご所属で、研究・開発を行いながら、
 そろそろマネジメントにも携わろうとする方。
・ 読解力、説明力の不足を感じている方。
・ 必要に迫られてプレゼンテーションや会議資料を作成するものの、
 「いまひとつ」と感じることが多い方。
・ 「コミュニケーション」に自信がないと感じている方。
・研究開発人材や、研究開発人材といっしょに仕事をする方々。
          
・・・いずれもご受講いただけます。

 関連資料
 主催者
主催(地独)神奈川県立産業技術総合研究所
後援(国研)科学技術振興機構(JST)、(独)情報処理推進機構、(一社)情報処理学会、(一社)日本数学会、(一社)人工知能学会、日本ディープラーニング協会、(公社)日本工学教育協会、(一社)日本機械学会、(一社)日本教育工学会、川崎商工会議所、株式会社ケイエスピー *一部申請中
問い合わせ先

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所
人材育成部 教育研修グループ
TEL:044-819-2033/FAX:044-819-2097

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