講 師 : 京都大学 情報学研究科 知能情報専攻 准教授
中澤 篤志(なかざわ あつし) 先生
概要 :
本講演では「優しい介護ケア」手法として知られるユマニチュード(Humanitude)を、センシング技術・計算科学・認知神経科学的手法を用いて解明しようとする我々の試みについて紹介します。ユマニチュードはフランスで開発されたケア手法で、見つめる・話しかける・触れる・立たせる(歩かせる)の4要素からなる。これらを有効に組み合わせることにより、認知症の行動および心理的症状などの認知症の陰性症状を軽減し、向精神薬の使用および介護者の負荷を減らすことが可能です。計算科学的試みとしては、この介護技術をセンサや画像認識などを用いて自動的に解析・認識することで、介護現場や家庭介護環境でのスキル向上を自己学習できるシステムの開発を目指しています。これには、従来・現在の人工知能技術では扱いが難しかった高度な人のコミュニケーション認識手法が必要です。これが実現されれば、本プロジェクトでの目的にとどまらず、医療のAI化(コミュニケーションの処方)への展開など広い社会的効果が見込まれます。本プロジェクトは情報科学・ロボティクス・医学・脳科学の研究者からなる学際研究であり、その概要についても講演にて紹介いたします.
お申込み: 下記のURLをクリックしてお申し込みください
https://zoom.us/webinar/register/4115945147598/WN_mwbWLaCTQxulv7W36-NGqQ
主催 : 兵庫県立大学先端医工学研究センター
共催 : 神戸リサーチコンプレックス協議会 ・ 日本医工ものづくりコモンズ
○お問い合わせ先:
兵庫県立大学先端医工学研究センター(AMEC)
メールアドレス:info@amec-hyogo.org
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