資源地質学の第一人者である東京大学の加藤泰浩教授をお招きし、新しいタイプの資源「レアアース泥」発見の経緯から開発の現状、日本がレアアース大国となるための課題や展望を伺います。
「日本はレアアース大国になれる⁉」(JASTJ 12月 月例会)
 オーバービュー
日時 2025年12月10日(水) 18:30 - 20:30
申込期日 2025年12月9日(火)20:30   期日にご注意ください
場所 日本プレスセンタービル
東京都千代田区内幸町2-1-1
Online オンラインで参加できます
登録 事前登録が必要です
参加費 1,000円
主催日本科学技術ジャーナリスト会議
 内容

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  「日本はレアアース大国になれる⁉」

  日 時: 12月10日(水) 18:30~20:30
  場 所: オンライン会場
  参 加: JASTJ非会員1000円、会員無料
  主 催: 日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)

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○お申し込み:
  下記URLからお申し込みください。
  https://cpk.jp/reg/17

○プログラム:

 ■■2025年12月例会■■
「日本はレアアース大国になれる⁉」

講師: 加藤 泰浩(かとう やすひろ) 東京大学工学部長 教授
日時: 2025年12月10日(水) 18:30-20:30
場所: 日本プレスセンター9階 小会議室 (ハイブリッド)
    東京都千代田区内幸町2-1-1

近年、世界経済だけでなく安全保障の観点からも注目を集めているレアアース(希土類元素)。陸上鉱山では、精製過程で発生する放射性廃棄物の処理が課題となり、その70%を中国に依存する状態が続いています。

資源地質学の第一人者である東京大学の加藤泰浩教授らは、2011年に太平洋の深海底からまったく新しいタイプの資源「レアアース泥」を発見し、世界に衝撃を与えました。さらに2013年には、日本の排他的経済水域(EEZ)である南鳥島周辺海域から世界最高品位の「超高濃度レアアース泥」を発見し、その開発実現に向けた産学官の取り組みを強力に牽引しています。レアアース泥は放射性元素をほとんど含まず、環境負荷や操業時の安全性に大きな優位性を持つため、次世代のクリーンな資源として期待されています。また、この海域からは蓄電池に必須なコバルトやニッケルを豊富に含む「マンガンノジュール」も発見されており、2024年には日本財団とともに開発有望海域の特定を行いました。

12月の例会では加藤泰浩教授をお招きし、発見の経緯から開発の現状、そして日本がレアアース・レアメタル大国となるための課題や展望まで、最先端の知見をわかりやすく解説して頂くことを企図します。
JASTJ担当理事・森時彦
加藤泰浩 さん略歴
1961年生まれ。埼玉県出身。1985年東京大学理学部地学科卒業、1990年同大学院博士課程(地質学専攻)修了。山口大学助手、ハーバード大・ケンブリッジ大の在外研究員、東京大学大学院准教授などを経て、2012年教授。2023年より工学部長・工学系研究科長。専門は資源地質学・地球資源学・環境学。2018年日経地球環境技術賞最優秀賞受賞。2019年日本希土類学会塩川賞受賞。2023年文部科学大臣表彰科学技術賞受賞。

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主催日本科学技術ジャーナリスト会議